第 7 章
十二運星
人の一生になぞらえた12段階。エネルギーの出かたをあらわします。
この章を読み終えると
- 日干と地支から十二運星を引ける
- 12段階の名前の意味を説明できる
- 名前の強さと吉凶が別物だと分かる
通変星が「何をする力があるか」だとすれば、十二運星(じゅうにうんせい)は「どのくらいの勢いで出るか」です。人の一生を12の段階になぞらえたもので、鑑定書には柱ごとに1つずつ出ています。
12段階は、人の一生そのもの
名前を順に並べると、生まれてから死んで、また宿るまでの循環になっています。
| 段階 | 読み | 字の意味 | 読みかた | 点 |
|---|---|---|---|---|
| 長生 | ちょうせい | 生まれ出る | 素直で伸びやか。まわりに可愛がられて育つエネルギー。 | 9 |
| 沐浴 | もくよく | 産湯につかる | 好奇心で動く。変化と移動が多いほど生き生きします。 | 7 |
| 冠帯 | かんたい | 冠と帯をつける(成人する) | 若さと勢い。自己主張が通りやすい強めのエネルギー。 | 10 |
| 建禄 | けんろく | 禄(給与)を得る | 安定した実力。まじめに積み上げるほど結果が出ます。 | 11 |
| 帝旺 | ていおう | 頂点に立つ | 十二運の頂点。押しが強く、リーダーになる力。 | 12 |
| 衰 | すい | 勢いが下り坂に入る | 落ち着きと思慮。裏方や参謀として輝きます。 | 8 |
| 病 | びょう | 床につく | 繊細な感受性。人の気持ちを汲むのが得意。 | 4 |
| 死 | し | 生を終える(=ひと区切り) | 一点集中の職人気質。研究や専門分野で力を出します。 | 2 |
| 墓 | ぼ | 墓に納まる(=しまい込む) | 溜め込む力。コツコツ蓄えて後半に活きます。 | 5 |
| 絶 | ぜつ | 形が絶える(=ゼロに戻る) | ゼロから跳ぶ星。極端な環境変化に強い。 | 1 |
| 胎 | たい | 母のお腹に宿る | 未知への好奇心。可能性を宿した、始まりのエネルギー。 | 3 |
| 養 | よう | 養い育てられる | おっとりと守られる。人に恵まれる星。 | 6 |
字づらが強いので驚きますが、これは段階につけられた名前にすぎません。実際の死や病気とは関係ありません。「死」は一点集中の職人気質、「絶」はゼロから跳ぶ力、「墓」は蓄える力。エネルギーの質の違いをあらわしているだけです。
引きかた ── 日干 × 地支
通変星が「日干と天干」の関係だったのに対し、十二運星は「日干と地支」で決まります。日干ごとに12支の並びが決まっていて、表を引くだけです。
| 日干\地支 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 甲 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 | 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 | 胎 | 養 | 長生 |
| 乙 | 病 | 衰 | 帝旺 | 建禄 | 冠帯 | 沐浴 | 長生 | 養 | 胎 | 絶 | 墓 | 死 |
| 丙 | 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 | 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
| 丁 | 絶 | 墓 | 死 | 病 | 衰 | 帝旺 | 建禄 | 冠帯 | 沐浴 | 長生 | 養 | 胎 |
| 戊 | 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 | 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
| 己 | 絶 | 墓 | 死 | 病 | 衰 | 帝旺 | 建禄 | 冠帯 | 沐浴 | 長生 | 養 | 胎 |
| 庚 | 死 | 墓 | 絶 | 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 | 帝旺 | 衰 | 病 |
| 辛 | 長生 | 養 | 胎 | 絶 | 墓 | 死 | 病 | 衰 | 帝旺 | 建禄 | 冠帯 | 沐浴 |
| 壬 | 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 | 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 癸 | 建禄 | 冠帯 | 沐浴 | 長生 | 養 | 胎 | 絶 | 墓 | 死 | 病 | 衰 | 帝旺 |
横に見ていくと、どの日干でも長生 → 沐浴 → 冠帯 → 建禄 → 帝旺 → 衰 → 病 → 死 → 墓 → 絶 → 胎 → 養の順に並んでいることが分かります。出発点が日干ごとに違うだけです。陽の干は順に、陰の干は逆に進むので、表の見た目が変わります。
- 日柱の地支「子」→ 表を引くと胎(3点)
- 月柱の地支「酉」→ 表を引くと死(2点)
- 年柱の地支「卯」→ 表を引くと沐浴(7点)
3本を足すと12点。これが鑑定書の「十二運の活動エネルギー」です(最小3〜最大36)。
点数の読みかたと、その限界
上の表の「点」の列は、十二運星を勢いの強い順に12〜1で並べたものです。帝旺が12でいちばん高く、絶が1でいちばん低い。3本の柱ぶんを足したものが活動エネルギーになります。
点数のつけかたは流派によって違います。点を使わず段階の名前だけで読む流派もあれば、別の配点を使う流派もあります。他サイトと数値が合わないのはそのためです。
また「活動エネルギー」という呼び名は、意味を取り違えられないようにこのサイトで付けたものです。生命力や幸運度の合計ではありません。
大事なのは、点が大きい=良い、ではないということ。点が大きい人は動き続けるほど調子が出やすく、小さい人は絞るほど深まりやすい。力の出しかたの違いです。数字が小さいことを弱さと読まないでください。
通変星と掛け合わせる
読むときは、必ず通変星とセットにします。
| 組み合わせ | 読みかた |
|---|---|
| 通変星が強い星+十二運星も高い | そのまま前に出る。押しが効きやすい |
| 通変星が強い星+十二運星が低い | やりたい方向はあるが、一気には出ない。じわじわ進める |
| 通変星が受け身の星+十二運星が高い | 受け取る力が強く働く。学びや支援が集まりやすい |
つまり通変星が方向、十二運星が出力です。カーナビと排気量のような関係だと考えると分かりやすいと思います。
この章のまとめ
- 十二運星は日干 × 地支で引く(通変星は日干 × 天干)
- 12段階は人の一生の場面そのもの。字の意味を訳すと理解が早い
- 「死」「絶」などは段階名で、不吉な意味ではない
- 点数(帝旺12〜絶1)は流派によって違う。幸運度ではない
- 通変星が方向、十二運星が出力。掛け合わせて読む
確認問題
0 / 4 問
問1十二運星は何と何から決まる?
問2「死」が出た人について正しいのは?
問3活動エネルギーの点数について正しいのは?
問4通変星と十二運星の役割の違いは?