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天中殺
12年に2年だけおとずれる、特別な時期。こわいものだと思われがちですが、正体は「充電と仕込みの期間」です。
天中殺のしくみ
十干は10個、十二支は12個。順番に組み合わせていくと、十二支が2つ余ります。この余った2つを「空亡(くうぼう)」と呼び、そこに当たる時期が天中殺です。
余る2支は日柱の干支によって決まるので、人によって天中殺の時期が違います。全部で6種類です。
6種類の天中殺
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 戌亥天中殺 | 理想を追う天中殺。精神性が高く、現実より先に理想が見える人。 |
| 申酉天中殺 | 身内に縁の深い天中殺。家族や身近な人との関係が運を左右します。 |
| 午未天中殺 | 親や目上との縁がテーマの天中殺。若いうちに自立する力を持つ人。 |
| 辰巳天中殺 | 孤独と創造の天中殺。ひとりの時間が発想を生むタイプ。 |
| 寅卯天中殺 | 仕事と社会性の天中殺。役割を得ることで安定するタイプ。 |
| 子丑天中殺 | 努力が実る天中殺。積み上げた分がそのまま返ってくるタイプ。 |
自分がどれかは鑑定で出ます。日柱から見た天中殺と、年柱から見た天中殺の2つが出るのが普通です。
12年のサイクル
天中殺の2年を起点に、運気は12年でひとめぐりします。どの位置にいるかがわかると、動くべき年と待つべき年が見えてきます。
- 1 冲 陰徳の時期 天中殺1年目。人知れず徳を積む年。結果を求めず、種まきに徹して。
- 2 殺 修行の時期 天中殺2年目。学びと鍛錬の年。ここで身につけたものが次の10年を支えます。
- 3 芽 種明けの時期 天中殺明け。まいた種が芽を出します。動き出すならここから。
- 4 進 進化の時期 手応えが戻る年。新しいやり方を取り入れるのに向いています。
- 5 決 決意の時期 方向を決める年。ここで選んだ道が数年先まで効いてきます。
- 6 休 休息の時期 一度ペースを落とす年。無理に広げず、体と生活を整えて。
- 7 春 青春の時期 楽しさが運を呼ぶ年。人との出会いが増えます。
- 8 空 空転の時期 力が空回りしやすい年。大きな勝負より現状維持が吉。
- 9 飛 飛躍の時期 ここから3年が最盛期。挑戦するならこの年から。
- 10 好 絶好調の時期 追い風が最も強い年。やりたいことを迷わず。
- 11 頂 頂点の時期 サイクルの頂点。成果を形にして、次の天中殺に備えて。
- 12 天 忍耐の時期 天中殺前年。ひと呼吸おく年。大きな契約や独立は天中殺明けまで待つのが安全です。
天中殺の2年、どう過ごす?
やらないほうがいいこと
- 結婚・独立・起業など、新しい看板を掲げる決断
- 大きな契約、家や車の購入
- 勢いだけの転職
むしろ向いていること
- 勉強・資格・技術の習得
- これまでの棚卸し、整理整頓、断捨離
- 体を整える、生活リズムを直す
- 人に与える、恩を返す
天中殺は「何をしてもダメな時期」ではありません。結果が出るまでに時間がかかる時期です。この2年に仕込んだものは、明けたあとの10年でちゃんと返ってきます。
よくある誤解
天中殺に結婚したら離婚するの?
そう言い切る流派もありますが、実際には「そのとき決めたことは、あとで見直しが入りやすい」という程度に捉えるのが健全です。どうしてもその時期になるなら、あとで見直す前提で余白をつくっておくことが対策になります。
天中殺は年だけ?
月にも日にもあります。ただ、日々の判断に効いてくるのは年天中殺と月天中殺。鑑定書には両方の目安を載せています。
天中殺は、季節でいえば冬。地面の上には何も見えないけれど、根はしっかり伸びている時期です。春に咲かせたいなら、冬にすることがあります。