第 1 章

鑑定書の地図

鑑定書に並ぶ表が、それぞれ何をあらわしているのかを最初に俯瞰します。

6分 全12章中 1章目

この章を読み終えると

  • 鑑定書のどこに何が書いてあるか指させる
  • 「命式」「天中殺」「大運」の役割の違いを言える
  • この教科書のどの章がどこに対応するかが分かる

はじめて鑑定書を見ると、漢字がびっしり並んでいて、どこから読めばいいのか分かりません。でも構造は単純です。「変わらないもの」と「変わるもの」の2つしかありません。

鑑定書は2階建てになっている

ブロック何をあらわすか時間で変わる?
命式生年月日を干支に置きかえた設計図。性格・才能・体質のもと変わらない
鑑定要点命式から出した要約(天中殺・エネルギー・守護神)変わらない
天中殺表12年でひとめぐりする運気のサイクル毎年動く
大運10年ごとに入れ替わる運の質10年ごと
健康運五行の数から見る、疲れの出やすい場所変わらない

上半分(命式・鑑定要点・健康運)は生まれた瞬間に決まって一生変わりません。下半分(天中殺表・大運)は時間とともに動きます。よく言われるたとえで言うと、命式が「その人の設計図」、大運が「いま吹いている風」です。同じ設計図の船でも、追い風のときと向かい風のときでは進みかたが違う——そういう二階建ての構造になっています。

ここを間違えやすい

「命式が悪いから運が悪い」という読みかたはしません。命式に良し悪しはなく、どの力が出やすいかの配置が書いてあるだけです。時期によって追い風になる配置が変わるので、良い悪いは時間とセットでしか言えません。

命式は「3組6文字」でできている

命式の中身は、たった6文字です。生まれた年・月・日をそれぞれ干支(かんし)という2文字に置きかえます。この2文字ひと組を「柱」と呼び、3本あるので三柱です。

もとになるものおもに見るところ
日柱生まれた日本人そのもの・恋愛
月柱生まれた月仕事・才能・社会での立ち位置
年柱生まれた年外から見た印象・ルーツ

鑑定書で日柱が左端(いちばん最初)に来ているのは、日柱があなた自身をあらわすからです。とくに日柱の上の字を日干(にっかん)と呼び、これがすべての計算の基準になります。この教科書でも、日干は何度も出てきます。

やってみる

自分の鑑定書を開いて、命式の表から日柱の上の字を1文字だけ探してください。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸のどれかです。それがあなたの日干で、この先の章でずっと使います。

残り4本目の柱について

本来の四柱推命には時柱(生まれた時刻の柱)があり、合計4本で見ます。このサイトが三柱なのは、日本では出生時刻を正確に覚えている人が少ないからです。時柱は2時間ごとに切り替わるので、「たしか朝ごろ」という記憶で立てると、まるごと別の柱になってしまいます。

ただし「3本あれば4本目はいらない」という意味ではありません。時柱を足すと文字が2つ増えるので、五行のバランスも星の組み合わせも変わります。他所で四柱の鑑定を受けたことがある人は、結果が一致しないことがあります。どちらかが間違っているのではなく、見ている材料の数が違うだけです。

この教科書の進みかた

これから学ぶ順番は、鑑定書を上から読めるようになる順です。

  1. 第2〜3章(基礎) — 22文字の記号と、五行のルール
  2. 第4〜5章(命式を立てる) — 生年月日から3組の干支を出す
  3. 第6〜8章(星を読む) — 通変星・十二運星・守護神
  4. 第9〜10章(時間を読む) — 天中殺・大運
  5. 第11章(総合) — 初見の鑑定書を上から読み解く

途中で分からない言葉が出たら、前の章に戻ってください。積み上げ式なので、飛ばすと必ずどこかで詰まります。逆に順番どおりなら、新しく覚える言葉は各章で数個ずつです。

確認問題

0 / 3 問

問1鑑定書の「命式」の表が示しているものは?

問2同じ人でも、時期によって変わるのはどれ?

問3このサイトの鑑定書が三柱なのはなぜ?